卸売市場
白雲の皮革市場でバッグ・財布を仕入れる
白雲の皮革市場(白雲皮具城)は、桂花崗一帯にあるバッグ・財布・リュック・スーツケースの卸売市場です。 営業は9:00〜18:00ですが、午前中は開いていない店も多く、新作が並ぶ午後に回るのが基本です。 多くの店がロゴなしの型を並べており、日本の小規模ブランドが自社ロゴで仕入れる入口になります。
更新日:|広州アテンド通訳 編集部
広州(コウシュウ)でバッグや財布、スーツケースを仕入れるなら、白雲の皮革市場(白云皮具城)です。越秀区の桂花崗一帯に皮革製品の卸売ビルが集まり、本革と合成皮革の両方を扱います。店頭に並ぶ型の多くにはロゴがなく、買い手が自社ブランドを付けることを前提にした売り方をしています。
この市場で扱うもの
レディース・メンズのバッグ、リュック、財布、スーツケースが中心です。型紙と縫製はできあがっていて、どのブランド名を付けるかは買い手が決める、というのがこの市場の商習慣です。日本で小さな革小物ブランドを立ち上げたい方、セレクトショップでオリジナルタグの商品を置きたい方にとっては、工場に一から発注するより早く、少ない数量から始められる入口になります。
本革の原皮そのものを探す場合は、同じ三元里駅A出口周辺の本革市場が別にあります。合成皮革や裏地は中大布匹市場の一角で扱っています。
行き方と時間帯
タクシーの運転手には、中国語の住所をそのまま見せてください(市場データ欄の住所をコピーできます)。地下鉄なら2号線「三元里」駅A出口から徒歩約5分です。
営業は9:00〜18:00ですが、この市場には独特の時間帯があります。午前中は開いていない店が多く、新作も午後にならないと並びません。 衣料品の市場が昼で終わるのと逆で、午前は沙河・十三行、午後は白雲という組み合わせにすると、1日に2市場を無駄なく回れます。
値段の聞き方と交渉の幅
地元の買い手が使う決まり文句があり、これで話が卸値から始まります。
| 日本語 | 中国語 |
|---|---|
| この型はどういう条件で仕入れられますか。本革ですか | 这款怎么拿?原产皮的? |
| 最低いくつからですか。不良は交換できますか | 最少拿多少?有问题可以换吗? |
| ロゴの型押しはできますか。何個からですか | 可以压logo吗?多少个起? |
| 追加発注の納期はどれくらいですか | 补货要多久? |
値引きは提示価格から1〜3割程度が一般的な幅です。それ以上押すと、値段が下がるのではなく、見本と同じ見た目の質の低い品が出てくることがあります。値段より先に、重さ、コバの処理、縫い目、裏地、ファスナーを見比べてください。写真では同じに見える2つのバッグの違いはそこに出ます。
通訳者がこの市場でやること
- 最初の一言から卸値の会話に入り、交渉を市場で通る幅の中に収めます。
- 最低ロット、不良時の交換、追加発注の日数、ロゴ入れの可否を、店名と店番号とともに書き留めます。
- 入口で声をかけてくる案内人や、住宅ビルの中のショールームには付いていきません。同じ型がかなり割高になるためです。
- 型ごとに「ロゴなし」「自社ロゴ」のどちらで発注するかを一覧に残し、1日の終わりに議事メモとしてお渡しします。
検品で見るところ
バッグは写真や見本では同じに見えても、仕上がりの差が出やすい品目です。納品時や発送前に、通訳者はお客様と一緒に次の点を確認します。
- 縫製:縫い目の間隔がそろっているか、糸の始末、持ち手の付け根の補強。
- 金具:ファスナーの開閉、金具のメッキのはがれやキズ。
- 素材:見本と同じ革・合成皮革か。重さを見本と比べます。
- におい:合成皮革や接着剤のにおいが強いものは、日本の売り場で問題になることがあります。
- ロゴ:自社ロゴの位置と深さが指示どおりか。
発注時に見本を1点手元に残しておくと、納品物と並べて比べられます。見本を持ち帰れるか、その代金を本発注に充当できるかも、店に聞いておきます。
料金
市場への同行は、アテンド通訳として1日(8時間)800元からです。半日(4時間まで)でも800元からで、午後だけ白雲を回る場合も同じです。詳しくは料金をご覧ください。
よくある失敗と日本側の注意
- 午前に行く:いちばん見るものが少ない時間帯です。
- 他社ブランドのロゴ入り商品を買う:日本の税関で差し止めの対象になり得ますし、荷物全体の通関に影響します。
- 容積を計算しない:バッグは価格の割にかさばり、混載便は容積で料金が決まります。発送方法は輸送と検品をご覧ください。
- 素材表示を聞かない:日本で販売する際の表示の要件は、事前にご確認ください。通訳者は素材の構成を店に質問し、書面でもらえるかを確認します。
靴も合わせて仕入れる場合は站西の靴市場が近く、夕方以降も回れます。単価交渉と最低ロットの詰め方は商談通訳でも説明しています。
市場データ
| 住所(中国語) | 广州市越秀区解放北路123号(白云皮具城一期正门) |
|---|---|
| 最寄り駅 | 地下鉄2号線「三元里」駅A出口から徒歩約5分。バスは「桂花崗」停留所から徒歩約3分 |
| 営業時間 | 9:00〜18:00。午前中は開いていない店が多く、午後が本番です。当日の状況で変わります |
| 主な品目 | レディース・メンズバッグ、リュック、財布、スーツケース。本革と合成皮革。ロゴなしの型が中心 |
| 最低ロット | 市場全体の決まりはなく、店ごとに違います。型を選ぶ前に確認します |
| サンプル | 見本品を持ち帰れるか、その代金を本発注に充当できるかは店ごとに確認します |
| 価格交渉 | 提示価格から1〜3割程度。それ以上押すと質の低い品に替わることがあります |
| 支払い | 人民元の現金、WeChat Pay、アリペイ。発注前に店で確認します |
| 注意点 | 入口で声をかけてくる案内人、住宅ビル内のショールーム(同じ型でも割高)、有名ブランドのコピー品 |
| 発送 | バッグは価格の割に容積が大きく、混載便は容積で料金が決まります。ロゴ入り商品は混載便で受け付けられないことがあります。関税・消費税は通関業者にご確認ください |
よくあるご質問
白雲の皮革市場は何時に行けばよいですか?
午後です。営業は9:00〜18:00ですが、午前中は開いていない店や新作を出していない店が多くあります。午前に沙河や十三行で衣料品を見て、昼食後に白雲へ移る組み合わせが効率的です。
自社のロゴを入れられますか?
この市場ではロゴなしの型(白板)を並べる店が多く、買い手のブランドを付ける前提で商売をしています。ロゴの刻印や型押しができるか、その場合の最低ロットと日数は店ごとに違うため、通訳者が型を選ぶ段階で確認します。
どれくらい値引きできますか?
提示価格から1〜3割程度が一般的な幅です。それ以上に強く押すと、値段が下がるのではなく、店頭で見たものより質の低い品に替わることがあります。
最低ロットはいくつですか?
市場全体の決まりはなく、店ごとに違います。型に惚れ込む前に最低ロットと、不良があった場合の交換の可否を聞いてください。
有名ブランドに似たバッグを買っても大丈夫ですか?
他社ブランドのロゴが入った商品は、日本の税関で差し止めの対象になり得ます。荷物全体の通関に影響するため、ロゴなしの型か自社ロゴの商品に限るのが安全です。
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